三宮で市バスが歩行者をはねる事故がありました。
2人が心配停止か?と報道されています。
市バス運転手は「即日逮捕」ということですが
先日の池袋事故は「逮捕ではない」中での取り調べ。
ここでひとつ疑問に感じたのが、
2件共に死亡事故、もしくはそれ相応の事故だったにも関わらず、
三宮バス事故→逮捕
池袋事故→「さん」
この違いが一体なんなのか?
調べましたので紹介したいと思います。
三宮事故現場地図
三宮で市バスが歩行者はねる現場画像
なんで痛ましい事故がつづくかな?(TдT)
— 肝属兵衛 (@tesso_1970) April 21, 2019
2人心肺停止か 三宮で市バスが歩行者はねる https://t.co/GJ6rwND6AO @kobeshinbunから pic.twitter.com/RdmlF56Por
https://twitter.com/masakick6000/status/1119841178269048832
かなり人通りの多い交差点です。
昼間の日曜日は人で溢れていたと思います。
なぜ?池袋事故は「さん付け」で三宮バス事故は「逮捕」なのか?
三宮市バス人身事故の報道を見た時、真っ先に「運転手を逮捕」という記事が目に入りました。
というのも、池袋事故の場合は即座に「逮捕」という言葉がなかったですから、不思議に感じていましたし、妙に腑に落ちないでいたからです。
今回の三宮バス人身事故の詳しい内容が入ってきていないのでわかりませんが、なぜ?三宮事故は即座に「運転手逮捕」と報道され、池袋事故は「さん付け」だったのか?
このあたりを紹介します。
事故が起きた4月19日と20日付の、全国紙、通信社、NHKの表記は次のようになっている。
朝日新聞:実名+「さん」付け
読売新聞:実名+肩書き(元院長)
毎日新聞:実名+「さん」付け
産経新聞:男性
NHK:実名+肩書き(元院長)
共同通信:男性、実名+「さん」付け
時事通信:男性
匿名表記で男性、実名+「さん」付け、実名+肩書き、各社で対応は分かれたが、「容疑者」という表記をした社はなかった。
各報道機関は事件・事故を報じる上で、用語の使い方についてルールを設けている。関係者の人権に配慮するなどの理由からで、各社が独自で定めているものの、ほぼ同じような取り決めになっている。
容疑者という呼称は、逮捕や指名手配された場合に使用される。
今回の事故では、車を運転していた80代の男性は現在、逮捕も、指名手配もされていない。そのため、報道各社は「容疑者」と表記せず、匿名などの対応をしているということだ。
警察が逮捕する判断基準は?
今回の事故は、母娘2人の命を奪う重大な結果を引き起こしている。そもそも警察は、逮捕するかどうかを、どのように判断しているのか。検察庁の公式サイトによると、「犯罪の重大性・悪質性、逃亡のおそれ、証拠隠滅のおそれなどの事情を総合して判断する」という。
共同通信は、今回の事故について「警視庁は証拠隠滅の恐れがないと判断、男性を逮捕せず任意で捜査を進める」と報じている。
また朝日新聞によると、車を運転していた男性と、同乗していた80代の妻も骨折などのけがをし、入院したという。
捜査対象となる人が、けがや病気をしている場合、程度にもよるが、捜査よりも本人の治療が優先されることがある。
容疑者として逮捕されると、長期間拘束され、取り調べを受けることになる。当事者の健康面も一つの判断材料となるケースもある。引用:ハフポスト日本版
この記事から言えば、今回の三宮人身事故を起こした市バス運転手は少なからず「犯罪の重大性・悪質性、逃亡のおそれ、証拠隠滅のおそれなどの事情を総合して判断する」のどれかに該当していたことになるということだったのか。
それにしても、やはり腑に落ちないですね。
仮に、今回の三宮人身事故の運転手が、市バス=公共が起こした事故ということで犯罪の重大性が高いと判断すれば、逮捕という表記も出来ますが、
そう考えれば、池袋事故も犯罪の重大性が高いか低いかと言えば、高いと認識をしている方は多いはず。
このあたりが、上級国民と揶揄される原因かもしれませんね。
さいごに
池袋事故や三宮事故でお亡くなりになった方、お悔やみ申し上げます。
今回の事故で改めて感じたのは、こちらが気をつけていても事故は起きるということ。
このあたりは、運転者のモラルに委ねている部分が大きいですから、本当に怖いなと感じています。