絶対に踏みいれてはいけない領域というか
研究をしてはならない分野が「サルの脳に人間の遺伝子を組み込む」こと。

 

香港(CNN)中国の研究グループが、
人間の脳の発達に関わる遺伝子をサルに移植することで
認知機能を向上させたとの論文を発表し、
科学界を二分する論争を引き起こしています。

 

これが事実だとすれば、
わたしたちが知らないうちに
サルが言葉をしゃべり、

 

人間に近い同じ境遇、いや、
それ以上の進化をしてしまうかもしれないと
考えるだけで、恐ろしいことです。

 

論文では「認知機能を向上」の目的とありますが
それ自体が成功であれば
他の機能に対する研究もすすみ
本当の猿の惑星になりかねませんよね?

 

そこでこの記事では
サルの脳に人間の遺伝子/そうなるとどうなるのか?予測や海外の反応は?
と題して、紹介していきます。

サルの脳に人間の遺伝子/研究の狙いは?

研究グループの1人はCNNの取材に、
長期的には人間の脳疾患に関する知見をもたらす内容だと述べ、
批判に反論した。

人間の知能獲得につながった進化の過程について
解明を進める狙いがある。CNN.co.jpを参考

サルの脳に人間の遺伝子/論文の中身は?

論文によれば、今回のような研究が行われたのは初めて。

実験では、アカゲザル11匹に
脳の発達や進化に重要とされる人間の
MCPH1遺伝子の複製を移植することに成功。CNN.co.jpを参考

サルの脳に人間の遺伝子/研究の成果は?

発達にはより長い時間がかかった点が
人間に近かったことが判明した。

サルの行動や生理機能を分析した結果、
対照群に比べて短期記憶や反応時間の面で優れていたという。

また、基礎研究は脳の発達異常で引き起こされる
自閉症のような人間の脳疾患の原因分析と
治療にとっても貴重な知見をもたらすだろうと説明をしています。

CNN.co.jpを参考

サルの脳に人間の遺伝子/研究は複数の大学での共同?

この研究は複数の大学が共同で実施したもので、
中国南西部の昆明動物研究所が主導した。

研究責任者の1人、昆明動物研究所のスービン氏は、
実験内容については
大学の倫理委員会から審査を受けたと指摘。

国内外で推奨される科学慣行のほか、
動物の権利に関する国際基準にも従ったと主張した。CNN.co.jpを参考

サルの脳に人間の遺伝子/日本国内の反応は?

 

 

 

次なる研究が発表された!その内容とは?

3月27日付で学術誌「National Science Review」に掲載された論文は、「サルの遺伝子編集は人間の脳の進化を研究する上で強力なツールとなりうる」と述べており、これは今後も同様の実験を続ける意思表明と考えられる。

今月10日付の「MIT Technology Review」の記事によれば、中国の研究者たちの次なるターゲットは、アウストラロピテクスが生きていた200万年前に生じたSRGAP2Cという遺伝子変異であるという。このSRGAP2Cは人間の知性の出現と密接に関係していると考えられている。参考tocana.jp

サルの脳に人間の遺伝子まとめ

  1. 人間の知能獲得につながった進化の過程について解明を進める狙い
  2. 短期記憶や反応時間の面で優れていた
  3. 動物の権利に関する国際基準にも従ったと主張
  4. 次なる研究はSRGAP2Cという遺伝子変異

 

 

笑い事では済まされない時代が来ないことを祈るばかりですね。

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